心臓外科インド留学日記

卒後沖縄の市中病院で研修し、3年間大学病院の心臓外科に所属していました。2017年3月よりインドのバンガロールにある病院で心臓外科フェローとしてトレーニングを始めました。

若手心臓外科医

私がいる病院では若手にやらせる手技の量としてはかなり多い方だと思います。

 

私の面倒をよく見てくれている非常に優秀な31歳の外科医がいるのですが、すでに1000本近くの内胸動脈採取、1000回近くの中枢吻合を経験しており、単純な弁膜症や先天性疾患、On-pump CABGの執刀も数多く経験しています。

 

他のあまり勉強しているようには見えない自分より若い外科医が色々手技をやっているのを後ろから見ているのはかなりストレスが溜まりますが、Consultantの先生は細かいところまできっちり指導しており、それを聞いているのは非常に勉強になります。

 

手術室が20部屋あり、時間の制約があまりなく、麻酔科の医師や看護師等の理解もあってできていることだとは思いますが、手術手技のトレーニングのためには理想的な環境が整っていると感じます。