心臓外科インド留学日記

卒後沖縄の市中病院で研修し、3年間大学病院の心臓外科に所属していました。2017年3月よりインドのバンガロールにある病院で心臓外科フェローとしてトレーニングを始めました。

2ヶ月間の経験症例数

インドに来てから2ヶ月が経ちました。

 

インドに来る前はどうなることかと不安でいっぱいでしたが、来てみると2ヶ月はあっという間で、2年なんてすぐに終わってしまうと焦って、そちらの方が不安になっています。

 

2ヶ月間で経験した症例は以下の通りです。

 

CABG 43件

AVR 5件

MVR 3件

Bentall 4件(redo 1件)

David 1件

PTE 6件

Distal arch replacement 1件

VSD closure 2件

 

 

経験した手技は以下の通りです。

 

開胸 15件

閉胸 13件

SVG採取 37件

冠動脈中枢吻合 1件

 

ほとんどがCABGなのは、CABGしかしていないコンサルタントについていたからで、全体の割合がここまで極端なわけではありません。

 

この手技の数が多いのか少ないのかよくわかりませんが、症例の数としては日本にいる時よりもかなり多いと思います。

 

 

同じことを繰り返しこなすのは、かなりストレスは溜まりますが、ここに来てまず、

「最初はゆっくりだけど途中からどんどん経験できる手技が増えてくるだろう」

と言われたので今はそれを信じてひたすら基本的な手技をこなしています