心臓外科インド留学日記

卒後沖縄の市中病院で研修し、3年間大学病院の心臓外科に所属していました。2017年3月よりインドのバンガロールにある病院で心臓外科フェローとしてトレーニングを始めました。

インド人の語学力

こちらに来て一番大変だと感じたことはやはり語学の面です。

 

来る前は必要に迫られて話していたら自然と使えるようになるだろうと少しは期待していたのですがやはりそれは甘い考えでした・・・。

 

私の考えですが、よほど優秀な人でない限り、単に生活しているだけではリスニングやスピーキングはあまり上達しないと思います。まずは自分で勉強しインプットして、周りと会話して勉強したことをアウトプットできるようにする。地道で根気のいる作業ですが、やはり話せるようになるにはこの方法しかないんじゃないかなと思います。

 

 

前にも書きましたが私の病院では色々な言語が飛び交っています。

こちらのレジデントに聞くと、多い人では9種類、少ない人でも3種類の言語を話すことができるようです。

「どうやって覚えたの?」

と聞くと、英語に関しては

「授業が全部英語だから」

とのこと。他の言語に関しては

「子供の頃から周りが使ってたから自然と覚えた」

と言っていました。

 

ここに来て、様々な国の人達が流暢な英語を話しているのを聞くと、共通言語としての英語の大切さに気付かされます。今の日本でいきなり授業を全て英語にすることは不可能であり、良いことだとは思いませんが、医学生の段階から普段英語に触れることのできる環境が整ってくると良いですね。