心臓外科インド留学日記

卒後沖縄の市中病院で研修し、3年間大学病院の心臓外科に所属していました。2017年3月よりインドのバンガロールにある病院で心臓外科フェローとしてトレーニングを始めました。

近況

久々の投稿です。

やはり少しサボってしまうと駄目ですね,,,

 

9月から新しいコンサルタントの下でトレーニングを行なっています。

プリヤンカという弁形成を専門とするコンサルタントです。

見た目は太ったおっさんといった感じで、非常に気性が荒く常に怒鳴っていますが、細かい作業がうまいです。

 

特にリウマチ性のMS、MRに対する弁形成は非常に勉強になります。肥厚した組織を薄皮を剥ぐように丁寧に剥離していき、comissureの形を整え、逸脱があれば人工腱索をたて、リング(大抵はカーペンターエドワーズのclassic ringかSJMのsaddle ring)を使って形成します。

一度形成を試みたらどんなに時間をかけても形成で終わらせるという姿勢も勉強になります。

 

現在私が任されている手技としては、開胸、人工心肺装着、人工心肺離脱、止血、閉胸であり、メインのところだけコンサルタントが手洗いをして入るといった感じです。

週に6件ほど人工心肺着脱を行うので基本的な手技を鍛える場としてはこれ以上ない環境と言えるかもしれませんが、やはりここまで来ると執刀の機会が欲しくなってしまいます。

 

これからはサボらないように近況をアップしていきたいと思います。